2021/12/18
蛍光標識技術のおかげで、ゼブラフィッシュのヒレの生きたままで巨大なコラーゲン分子、アクチノトリキアとそれを取り巻く細胞の動きを観察することができました。ミクロの世界をきれいな映像で楽しむことができましたね。各細胞が自分の取るべき動作をわきまえていて、組織全体が構成されていく仕組みは見事です。また、同じ仕組みが別の生物とも共通点があるらしい。どんどん、その興味の深みに入り込んで行きそうです。
2020/11/15
「はらぺこあおむし」が朝に生まれた話から次第にカメムシワールドに引き込まれていきました。いろんな種類の写真の姿を見て健気に生きているのだなあと思いました。幼虫が頭部の三角帽子のような部分で卵殻を割るのは、昆虫博士のファーブルが見つけたそうです。今回は、その続きで、その振動が、他の卵の誘発を誘い一斉に孵化の活動を起こす。一斉に孵化するのは、共食いにされたくないことらしい。ただし、一斉に孵化を起こさないカメムシの種類がいるとは、奥が深い。カメムシの悪臭?は、トランス2ヘキサナールという物質とのことですが、これに似ているのが、パクチーとのこと、なんだかカメムシを好きになってきませんか。次回は、コロナ禍の去り、正常な状態で開催できることを祈ります。
2019/12/1
昨日は、今回も満席になり、多くのみなさまにお越しいただき、ありがとうございました。昔は、スポンジとしてなじみがありましたカイメン(研究対象はカワカイメンで同じではありませんが)ですが、その形成にこんな工法の世界が繰り広げられているとは知りませんでしたね。スカイツリーと骨格がよく似ています。顕微鏡と画像技術、遺伝子技術と融合により、素晴らしい画像を見せて頂きました。船山先生の熱い思いが、研究者の皆さんから協力を引き出した成果と言えますね。ニコンの植田さんもその一人でしょうか。ありがとうございました。それにしても、生物の設計図のない世界(各部分が自律で判断 ローカルルール)の不思議さは、ず~と奥が深いですね。
たくさんの皆さんにお越し いただき、ありがとうございました。
2019/10/2
2019/9/2
8月30日に、京都大学理学部へ、今度、ご講演を頂く船山典子先生のところに行ってきました。
カイメン(海綿)は、動物です。昔は?、化粧用スポンジに使われていましたね。その大きさは数mmから1mを越すものまであるそうですが、今回は、カワカイメンの話で、大きさは、0.5㎜だそうです。船山先生が、是非、参加者の皆さんに動いているところを見ていただきたいとのことで、株式会社ニコンさんにご協力いただき、実体顕微鏡を会場にお持ちいただくことになっています。
楽しみですね。
2019/5/18
本日も、満席になり、皆さんの熱心な参加に感謝いたします。令和時代の初めてのサイエンスカフェお楽しみ頂けたでしょうか。濃度勾配が胚形成の仕組みを作っていたのですね。それに、反応拡散方程式という無機乾燥な方程式が、生物系でもいろんな原理の説明に適応できることも新鮮でしたね。発明者のチューリング博士の偉大さにも驚きです。
2019/4/8
新元号令和が発表され、いつもと違った鮮やかな春らんまんですね。皆さんは、どちらへ花見に行かれましたが?私は、JT生命誌館や芥川堤の桜を満喫してきました。今日8日は、今度、ご講演を頂く理研神戸の猪股 秀彦先生のところに行ってきました。新年度が始まり何となく新鮮な研究室の雰囲気でした。発生学の研究は、「卵割が始まり、どうして非対称が始まり、1つの心臓、胃、2つの眼や肺ができるのでしょうか」、「イモリのしっぽはなぜ再生できるのでしょうか」興味は尽きません。胚形成期に切断すると、同じ形の小さいカエルができるとのことです。どうしてそうなるのでしょうか。そのお話は、5月18日にお聴きすることにしましょう。
2018/11/24
本日は、多くのみなさまにお越しいただき、ありがとうございました。
遺伝子配列と進化の関係をわかりやすく説明していただきました。今回のために、丁寧に資料を作っていただいたことに頭が下がります。ヒトゲノムの配列が分かれば、すぐにでも、病気や進化が理解できるように思ったのは大きな間違いでしたね。生命は、奥が深いです。工 樂先生のように基礎研究を地道されている方がいて初めて、科学が進歩するのですね。
2018/5/12
2018/3/1
2018/4/4
3月半ばに、次回の講師の小柳先生を、大阪市大の研究室を訪ねました。府大との統合も進んでいるようですが、久しぶりにキャンパスを訪れ、理学棟がきれいになっていました。(前回は、改修工事中)
いろんな動物の眼や昆虫の眼を研究対象として、その光や色の取り込みや構造を研究されてます。ヒトにより見方が変わると言われますが、生物では、もっと多様でしょうね。
写真や動画、現物(何か持参していただきます。お楽しみに)で、一般の方にも分かり易いお話をして頂きます。
ご期待ください。
2018/2/23
アマゾンキンドル電子版「ぼくらの歴史教室」(無料)および「祖国の歴史」(107円) これらの本は、太平洋戦争の局面が悪化し始めた昭和18年2月に出兵していく歴史家清水三男が、その直前に青少年向けに書き残した歴史入門書です。日本の歴史は私たち日本人の中にあり、その歴史を知っていなければならないことを分かりやすく書いています。戦時下にもかかわらず常に多面的に考察した歴史観は、今もなお新鮮です。清水は、原稿を弟、浩に渡し、この本の出版を見ずに、中国大陸に出兵し、昭和20年8月21日、ソ連軍との千島列島の占守島の戦いで、終戦を迎え、昭和22年1月にシベリアの抑留先パルチザンスク(旧スーチャン)で病死しています。シベリア抑留慰霊碑ギャラリー写真参考 多くの事項をハイパーリンクで、容易に解説、写真などを見ることができるように改訂しました。
清水三男研究会 菊地 俊郎
2017/8/22
2017/5/14
2017/3/12
9日に立命館大南草津キャンパスの川村晃久先生の研究室を訪問してきました。2年前に新設された研究棟で、とてもきれいなラボでした。学生さんたちが、実験実習をされていました。
研究室では、心不全など重症臓器不全克服にむけた再生医療を実現化するために、遺伝子発現による体細胞初期化や形質転換などの技術を駆使した幹細胞生物学の研究をしています。 1)体細胞からiPS細胞への初期化制御、2) iPS細胞やES細胞から心筋細胞への分化制御、3)体細胞からiPS細胞を介さない直接的な心血管系前駆細胞への誘導と、大きく3つのテーマに沿って研究を行っています。
http://kawamura-lab.jp/index.html2017/3/9
☆サイエンス・カフェ高槻 若手研究者と語ろう会-第13回「万能細胞とは? ~再生医療の未来の姿~」の表題で立命館大学生命科学部准教授 川村 晃久先生をお招きして5月13日(土)午後4時~5時半に高槻総合市民交流センター(第2会議室)で、開催します。会費無料、参加費200円(ドリンク付き)参加は中学生以上で、申込み順。30名 ℡090-8880-7918(菊地)