若手研究者と一般市民との対話の機会をつくり、若い人の理系ばなれの歯止めに微力ながらお役に立ちたいと思っております。

これまでの活動

第17回「大きなカエルと小さなカエルも同じ形」

理研神戸多細胞システム形成研究センターの猪股秀彦先生から、アメリカツメガエル胚形成の仕組みのお話し頂きました。おそらく今回のために数枚のスライドを作成していただいたのではないかと思われる写真、イラストと動画でした。産生-拡散ー分解という濃度勾配(グラデーション)で、胚を切断したカエルが、小さなカエルとなって、相似形で生まれてくる不思議を理解することができました。
2019/5/18

第16回「ゲノムから見る自然と人のつながり」

工樂先生に遺伝子配列と進化の関係をわかりやすく説明していただきました。ヒトゲノムの遺伝子配列が分かれば、すぐにでも、病気の治療や生物の進化が理解できるように思ったのは大きな間違いでしたね。遺伝子の数からは、決して人が、一番、進化を遂げているとは言えないですね。タンパクを作るのにつかわれている遺伝子は、10%くらいで、他は、RNAの状態で使われたり、まだまだ、機能が知られていない分子がたくさんあります。これから、人工知能やビックデータ解析などと連携して、一歩づつ、解明されていくでしょう。

第16回サイエンスカフェ
2018年11月4日

第15回「動物が光を受け取るしくみと意外な使い道」

小柳先生の眼の光受容体と ハエトリグモの話 、 十分お楽しみいただけましたでしょうか。小柳先生には、今回、一般人にわかるようにスライドを新たに作成し、 苦労してハエトリグモを捕まえてお持ちいただきました。 映画の世界でしか、お目にかかれない暗視野用の眼鏡もご持参頂き、大変、ワクワクしました。ハエトリグモが餌との距離感を間違えてしまう映像は、サイエンスの妙味で、見事な検証でした。あらためて、この地球上には、人の知らない生物が、知らない機能で、生きていることを再発見することができました。

第15回サイエンスカフェ
2018/5/12

第14回「巧妙に働くバクテリアべん毛モーターの仕組み」

ナノバイオの世界、いかがでしたでしょうか。CG動画の映像は素晴らしいです。
微生物の世界、ブラウン運動も使って、省エネで、鞭毛モーターを動かしているのですね。
サルモネラ菌が腸管に侵入するニードル複合体の仕組みと鞭毛モーターが共通する仕組みを持っているのは、驚きでした。クライオ電子顕微鏡(CryoEM)による巨大分子の原子構造の決定で今年2017年ノーベル賞受賞されたリチャード・ヘンダーソン教授もこの研究に貢献しているのですね。
これからこの世界は、社会のいろんな分野で利用されるようになると期待されます。

2017/11/18

第13回「万能細胞とは? ~再生医療の未来の姿~」

川村 晃久 先生のお話いかがでしたでしょうか。多くの画像、動画そして細胞標本と準備していただき、万能細胞の研究を間近に見ることができました。プラナリアの再生能力からキメラ動物、もう間近まで、進んでいるのですが、現実には、いろんな障壁(細胞の選別や不均一性)があること、そして、がん治療から人工臓器まで多くの期待があり、楽しみな研究であることがわかりました。話の中にありましたゲノム編集技術(CRISPR-Cas9)は、今、世界で注目されている技術です。この技術にもiPS細胞技術とともに注目です。

2017/5/13

第12回「ものの見え方は皆違う!?視覚の不思議」

小池千恵子先生の錯視の話、いかがでしたか。専門の回路が出てきて、少し難しかったようですね。何しろ、目では見えない脳神経の回路のオン・オフですから。でも、脊椎動物と無脊椎動物の視神経細胞が、脳(中枢神経系)と(皮膚)抹消神経系と成り立ちがまったく違うとは、驚きでした。頬に視線を感じるのは、それと関係するのでしょうか。イカやタコには、盲点がないのですね。また、鳥類は、赤、緑、青色の波長のほかに、紫外線の波長も感知するのですね。人より鋭い! 錯視の原理は、形を認識する経路と動きを認識する経路の時間差だったのですね。いろんなことを教えていただきました。生物は奥が深いですね。

第12回サイエンス・カフェ高槻
2016/11/27

第11回「匂いが誘発する恐怖情動」

小早川 高 先生のトムとジュリーの話、いかがでしたか 匂いと脳の関係、先天的な恐怖を感じる部位と後天的な部位がしっかり分かれているのですね。恐怖では、実際に体温が下がっているのですね。まさに、背筋が凍りつく。マウスでの育児放棄や害獣駆除にも密接に関連しており、新しいビジネスの取り組みも興味深かったですね。さらに介護問題や認知症への展開もフロアから話題提供されました。こうした地道な基礎研究から応用へ展開するのは、楽しみです。

第11回サイエンス・カフェ高槻
2016/5/21

第10回「運動のリズム、脳のリズム」

木津川先生の脳と運動のお話いかがでしたか。物が見えるのは、モノが振動しているから、と聞いたことがあります。今回のお話で、脳細胞も、それぞれが、さまざまな波動の断片で、認知し、統合されて、画像のイメージが出来上がっていくのですね。両手の人差し指の平行に連動した動きが、速くなると、対峙する動きに変わるの、びっくりでした。「慌てると、階段を踏み外しますよ」いい教訓です。フロアからの、認知症患者の現在地の確認に応用はできないでしょうか、の提案は、新鮮でしたね。

第10回サイエンス・カフェ高槻
2015/11/14

第9回「がんを観る:人にやさしい放射線の使い方」

丹羽 節先生には、実際に、ガイガーカウンターをお持ちいただき、身近な通常の物にも、放射線が出ていることを実測させていただきました。PETの開発には、医療関係者だけでなく、いろんな技術者、研究者が結束して、成果を出していることも知ることができました。
画像イメージングの進歩は、素晴らしいですね。生体内の個人の立体構造を、手に取るように見せてくれます。科学技術の進展に、今後も期待していきたいと思います。

第9回サイエンス・カフェ高槻
2015/5/16

第8回「ヤモリから読みとくヒト型脳の進化」

野村 真 先生(京都府立医科大学・神経発生生物学 准教授)に脳の構造の話をしていただきました。冒頭からいろんな動物の頭骸骨の標品が出てきて、びっくりでした。龍の頭蓋骨は、余興でしたね。哺乳類の大脳皮質が6層の層構造を発達しており、ヤモリも同様のようtとのことです。ほとんど、同じような機能も持っているのに随分違った進化をしてきたものです。でも、それは、人類が、優位で優れているのではなくて、それぞれが、その置かれた環境で、一番生存に優位に進化してきたことに過ぎないようです。そして、スエーデンでの日常生活や教育方針は、参考になりました。

第8回サイエンスカフェ高槻
2014/11/1

第7回「自然に潜む数字の謎」

神崎 素樹 先生(京都大学大学院人間・環境学研究科)に、花弁の数、松ぼっくり、パインナップルの模様に、フィナボッチ数列が隠されていることをお話し頂きました。日ごろついつい、生物を見ると、数えたくなりますね。マジックは、種明かしをしてもらっても、よくできていると感嘆です。消費税率からインディジョーンズ並みの宝のありかの推測まで、フィナボッチ数列や黄金比率の話は、尽きず、面白いです。 (研究テーマ) なぜ単純な関節運動でさえ複数の筋群の参加が必要なのか?という素朴な疑問から、協働筋の機能的意義について神経生理学的・生体工学的視点から解明しようとしています。我々は、何気なく二足立位を行っていますが、理論上大変困難な作業です。また、計算上30分立位を維持することは不可能です。では、ヒトの二足立位姿勢はどのような制御則で実現されているのか?という疑問に基づき、ヒトの立位姿勢のバランス制御則を追求しています。

第7回サイエンスカフェ高槻
2014/5/24

第6回サイエンスカフェ高槻
2013/11/2

第5回「ナノの世界から原子をつないで機能をつくる」

京都大学大学院理学研究科の依光英樹先生から、化学の楽しさ、難しさをわかりやすくお話しいただきました。周期律表を使っての化学合成の考え方を学びました。防臭剤が結合すれば、青い輝く蛍光物質に変換、不思議でしたね。そして、ノーベル賞を受賞したカップリング反応を実際に実験していただきました。これには、一同、びっくり!!そんなに身近な反応とは思いませんでした。「化学は物質の科学」、豊かな社会をつくるために新しい機能材料を世に送り続けます。多くのノーベル化学賞を受賞している日本の研究者、これからもご活躍を願っております。
http://www.kuchem.kyoto-u.ac.jp/organization/member/yori.html(研究テーマ)これまでにない全く新しい“芳香族”化合物を、最新の有機化学的手法を駆使して合成しています。ポルフィリンと呼ばれる芳香族化合物をベースに、これまでの常識を覆すような“超”多量体や、異常とまで言える領域に吸収特性をもつ縮環多量体など。

2013/5/18