若手研究者と一般市民との対話の機会をつくり、若い人の理系ばなれの歯止めに微力ながらお役に立ちたいと思っております。

第18回「骨格を建築するカイメンの細胞達」

京都大学大学院理学研究科 准教授船山典子先生にカワカイメンの構造形成の仕組みについてお話しいただきました。最初に細長い骨片(150~200μ)を作り、その真ん中を担ぎ、所定の場所まで運ぶ。外膜に突き刺して、立ち起こし、礎を作り固定する。さらに、別の骨片をその上につなぎ、高いテントを張る。このような建築工法は、人と同じ仕組みですね。この解明を、顕微鏡、蛍光画像技術、遺伝子技術などで行い、解説していただきました。ニコンの植田さんに協力していただき、教室に持ち込んでいただき、素晴らしい画像を見せて頂きました。
それにしても、生物の設計図のない世界(各部分が自律で判断 ローカルルール)の不思議さは、ず~と奥が深いですね。

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2019/12/1