若手研究者と一般市民との対話の機会をつくり、若い人の理系ばなれの歯止めに微力ながらお役に立ちたいと思っております。

第12回「ものの見え方は皆違う!?視覚の不思議」

小池千恵子先生の錯視の話、いかがでしたか。専門の回路が出てきて、少し難しかったようですね。何しろ、目では見えない脳神経の回路のオン・オフですから。でも、脊椎動物と無脊椎動物の視神経細胞が、脳(中枢神経系)と(皮膚)抹消神経系と成り立ちがまったく違うとは、驚きでした。頬に視線を感じるのは、それと関係するのでしょうか。イカやタコには、盲点がないのですね。また、鳥類は、赤、緑、青色の波長のほかに、紫外線の波長も感知するのですね。人より鋭い! 錯視の原理は、形を認識する経路と動きを認識する経路の時間差だったのですね。いろんなことを教えていただきました。生物は奥が深いですね。

第12回サイエンス・カフェ高槻
2016/11/27