若手研究者と一般市民との対話の機会をつくり、若い人の理系ばなれの歯止めに微力ながらお役に立ちたいと思っております。

第1回「学習や感情の起源とは?線虫の脳の働き」

大阪大学理学研究科 准教授 木村 幸太郎さんにお話しして頂きました。顕微鏡で線虫の動きが観察できました。線虫にも「鬱病」があるらしいとのことで、びっくりです。
(研究テーマ)脳が1つの情報処理装置として働く、すなわち時々刻々と変化する入力(刺激)に対して適切に出力を行うためのルールには、不明な点がたくさん残されています。私は、神経細胞がたった302個しかない線虫C. elegansという動物の「脳」を研究対象として、好きな匂いや嫌いな匂いという刺激情報が処理されていく過程を光学的に測定・解析し、脳の働きの新たな基本ルールを明らかにする事を目指します。

第1回サイエンスカフェ高槻
2011/5/15