若手研究者と一般市民との対話の機会をつくり、若い人の理系ばなれの歯止めに微力ながらお役に立ちたいと思っております。

第2回「生き物の時間を語る~ウキクサの時計から見えること~」

京都大学理学研究科 准教授 小山 時隆さんにお話ししていただきました。シャーレの中のいろんなウキクサの観察ができました。ウキクサの葉が同調して光る動画は、神秘的でした。
(研究テーマ)植物はほぼ一日周期の概日時計を持ち、昼夜の周期的環境変化に適応しています。一つ一つの細胞が時計(概日時計)をもち、組織・個体で統合的に働いていると予想されていますが、その理解は進んでいません。私たちは、ユニークなモデル植物であるウキクサを材料に、生物発光系を使って細胞毎の概日リズムを観察する手法を開発し、植物個体中の複数の細胞のリズムを同時に測定することで、概日振動子間に働く相互作用の理解を目指します。

第2回サイエンスカフェ高槻
2011/11/5