若手研究者と一般市民との対話の機会をつくり、若い人の理系ばなれの歯止めに微力ながらお役に立ちたいと思っております。

第7回「自然に潜む数字の謎」

神崎 素樹 先生(京都大学大学院人間・環境学研究科)に、花弁の数、松ぼっくり、パインナップルの模様に、フィナボッチ数列が隠されていることをお話し頂きました。日ごろついつい、生物を見ると、数えたくなりますね。マジックは、種明かしをしてもらっても、よくできていると感嘆です。消費税率からインディジョーンズ並みの宝のありかの推測まで、フィナボッチ数列や黄金比率の話は、尽きず、面白いです。 (研究テーマ) なぜ単純な関節運動でさえ複数の筋群の参加が必要なのか?という素朴な疑問から、協働筋の機能的意義について神経生理学的・生体工学的視点から解明しようとしています。我々は、何気なく二足立位を行っていますが、理論上大変困難な作業です。また、計算上30分立位を維持することは不可能です。では、ヒトの二足立位姿勢はどのような制御則で実現されているのか?という疑問に基づき、ヒトの立位姿勢のバランス制御則を追求しています。

第7回サイエンスカフェ高槻
2014/5/24